【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.24】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22KT0004
利用課題名 / Title
ナノ構造触媒の高分解能電子顕微鏡観察(アルカリ・固体高分子形水電解用電極触媒の表面構造解析)
利用した実施機関 / Support Institute
京都大学 / Kyoto Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
電子顕微鏡/Electron microscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
内山 智貴
所属名 / Affiliation
京都大学 大学院人間・環境学研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
清村 勤
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
KT-402:球面収差補正透過電子顕微鏡
KT-403:モノクロメータ搭載低加速原子分解能分析電子顕微鏡
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
本研究では水素エネルギーに関わる電極触媒の高性能化に向けた材料開発を行っている。例えば水電解触媒では、Ni系触媒(アルカリ水電解)、固体高分子形燃料電池触媒ではPt触媒を中心に開発している。我々の研究室では構造と機能の相関の理解を通じて、触媒の高性能化に向けた基礎学理の構築を目指し、その触媒の原子配列と表面構造を透過電子顕微鏡を用いて解析することを目的としています。
実験 / Experimental
球面収差補正透過電子顕微鏡(JEM-2200FS)を用いて触媒材料の粒径、結晶構造、結晶性を解析した。試料はエタノール中に分散し、Cuグリッドに滴下、真空乾燥することで観察用サンプルとした。
結果と考察 / Results and Discussion
調製した触媒の透過電子顕微鏡像を示す。表面近傍まで格子縞が認められており、結晶性の高い材料ができていることがわかった。また、形状は球状に近い不定形で、50-100 nmであることか確認された。今後、触媒活性との相関を検討し、表面付近の構造・電子構造の関係を明らかにする予定である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 調製した触媒のTEM像
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件