【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.02】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22NU0422
利用課題名 / Title
Deals-Alder反応酵素のデカリン環形成反応の立体選択性の解明に関する研究
利用した実施機関 / Support Institute
名古屋大学 / Nagoya Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
振動円偏光
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
永澤 秀子
所属名 / Affiliation
岐阜薬科大学 創薬化学大講座 薬化学教室
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
井改知幸
利用形態 / Support Type
(主 / Main)共同研究/Joint Research(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
Diels-Alder反応を触媒する酵素の立体選択性機構解明のため、前駆体ポリエンを合成し、酵素あるいは熱反応によるデカリン環形成を行わせ、得られた種々の立体異性体の構造決定を行う。そこで、デカリン環と側鎖テトラミン酸の絶対配置の決定のためにVCD測定を行った。
実験 / Experimental
各種デカリン異性体9種を重クロロホルムに150 mMの濃度にて溶解し、VCD測定を行なった。
結果と考察 / Results and Discussion
いずれの化合物も微弱なシグナルしか認められず、エナンチオマーで比較しても有意な差がみとめられなかった。CDスペクトルと絶対配置の相関を見出すことはできなかった。今回測定した化合物は側鎖部分の柔軟性が高く、複数のコンホーマーをとるため複雑なピーク形状ぬなっていると予想される。もともとVCDシグナルは微弱なこともあり、ノイズに埋もれたピークしか得られなかったと考えられる。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
参考文献:U. Kauhl, et al., J. Org. Chem. 2016, 81, 215-228、U. Kauhl, et al., J. Org. Chem. 2018, 83, 15170-15177
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件