【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.04.28】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22KT1031
利用課題名 / Title
麹菌分生子表面の自己組織化構造の観察
利用した実施機関 / Support Institute
京都大学 / Kyoto Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)その他/Others(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
麹菌, ハイドロフォビン,走査プローブ顕微鏡/Scanning probe microscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
寺内 裕貴
所属名 / Affiliation
京都大学
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
岸村眞治
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
糸状菌(カビ)が特異的に分泌する低分子量界面活性蛋白質ハイドロフォビンは、固体表面に吸着し、棒状の自己組織化構造rodletを形成する。ハイドロフォビンが吸着した固体表面は湿潤性が逆転する。ハイドロフォビンは糸状菌の気中菌糸や胞子、分生子表面に局在することで、それらを疎水性にし、気中菌糸の形成や分生子の気中分散に寄与している。本課題申請では、麹菌Aspergillus oryzae のハイドロフォビンの生態学的機能を解析することを目的とし、まずハイドロフォビン破壊株を作製し、その分生子表面を走査型プローブ顕微鏡で観察することで分生子表面のrodletの存在の有無を確認する。
実験 / Experimental
麹菌を寒天培地上で生育し、コロニーを形成させる。コロニー上に形成された分生子を回収し、グルタルアルデヒド溶液を用いて分生子を固定する。ガラス表面に分生子を吸着させ、AFMで分生子表面の液中観察を行う。
結果と考察 / Results and Discussion
分生子がガラス表面にしっかり吸着しておらず、液中で浮いてきてしまい、カンチレバーに吸着するなどして、分生子表面を観察することはできなかった。分生子を基板上にしっかり吸着させ、動かないようにする方法を考案する必要がある。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
なし
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件