【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.22】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22NU0069
利用課題名 / Title
純鉄ベース材料の停留き裂先端のナノ構造の観察
利用した実施機関 / Support Institute
名古屋大学 / Nagoya Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マテリアルの高度循環のための技術/Advanced materials recycling technologies(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
電子顕微鏡/Electron microscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
木村 幸彦
所属名 / Affiliation
日本製鉄株式会社
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
高橋 可昌,中山 英介,加藤 孝憲
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
荒井重勇
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
疲労き裂が停留する機構は,き裂先端のすべり,転位,開閉口挙動に基づいて考察されてきた.これらを定性的・定量的に観察するには透過能に優れたHVEMを用いた観察が適している.また,き裂周辺の元素分布と開閉口挙動を関連付けて考察するため,TEM/EDSやEELSを使用した観察が必要と考えられる.よって今回上記2点に着目して観察を実施した.
実験 / Experimental
純鉄材料を用いてき裂進展試験を実施し,停留き裂を得た.得られた停留き裂の先端部から試料を採取してTEM観察に供した.
結果と考察 / Results and Discussion
観察によりき裂先端部での転位構造が明らかになった.ここから疲労き裂停留現象の過程が考察できる可能性がある.JEM-1000K RSによる非常に高い透過性能によりき裂先端部の転位構造は非常によく観察できたが,試料厚みがあるため元素分析は不可能であった.
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1.純鉄材料停留き裂先端付近の透過電子顕微鏡像(5000倍)
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件