利用報告書 / User's Reports


【公開日:2023.07.31】【最終更新日:2023.04.25】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

22UE0281

利用課題名 / Title

二本鎖DNAの構造機能相関の調査

利用した実施機関 / Support Institute

電気通信大学 / UEC

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

光学顕微鏡/Optical microscopy,赤外・可視・紫外分光/Infrared and UV and visible light spectroscopy,赤外・可視・紫外分光/Infrared and UV and visible light spectroscopy,光学顕微鏡/Optical microscopy,赤外・可視・紫外分光/Infrared and UV and visible light spectroscopy,DDSマテリアル,バイオセンサ


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

田仲 真紀子

所属名 / Affiliation

電気通信大学情報理工学研究科

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes

山口 湧暉,木下 晴弥,牧野 哲直,大嶋 里祀,白井 想

ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes

桑原 大介,北田 昇雄,松橋 千尋

利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

UE-009:共焦点蛍光顕微鏡システム
UE-015:円二色性分散計


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

周囲の環境変化に応じてDNAは自己集合し、液晶や液滴状となることがある。当研究グループでは、このような二本鎖DNAの集合体の構造と機能の相関の調査を行なっている。

実験 / Experimental

高濃度のポリエチレングリコール(PEG)と塩の存在下で二本鎖DNAが形成した集合体について、電気通信大学において円二色性分散計によるスペクトル測定、および共焦点レーザー走査型蛍光顕微鏡による観測を行い、その構造を評価した。

結果と考察 / Results and Discussion

共焦点レーザー走査型蛍光顕微鏡による観測から、ある種の配列のDNAを用いると、塩濃度条件、PEG濃度条件によって、10マイクロメートル程度となるサイズの六角形プレート型集合体が形成されることがわかった。この六角形プレート型DNA集合体について偏光顕微鏡による観測と、円二色性分散計によるスペクトル測定を行った結果、二本鎖DNAの長軸が六角形の面に対して垂直に並んでいることが示唆された。このような集合状態変化がDNAへの新たな機能の付与につながる可能性が期待できる。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
  1. Tetsunao Makino, Self‐Assembled Micro‐Sized Hexagons Built from Short DNA in a Crowded Environment, ChemBioChem, 23, (2022).
    DOI: 10.1002/cbic.202200360
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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