【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.07.28】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22OS1011
利用課題名 / Title
光バイオセンサの研究
利用した実施機関 / Support Institute
大阪大学 / Osaka Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル/Materials using quantum and electronic control to perform innovative functions
キーワード / Keywords
バイオセンサ,抗原抗体反応,蒸着・成膜/Evaporation and Deposition
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
多田 啓二
所属名 / Affiliation
古野電気株式会社
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
梶 祥一朗,河尻 武士
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
光導波路型バイオセンサを利用した簡易迅速な免疫測定機器の研究開発を行っている。今年度は作製したバイオセンサを用いて抗原溶液の濃度を変えながら抗原抗体反応を計測したので報告する。
実験 / Experimental
グレーティングを形成した樹脂チップに、EB蒸着により伝搬層となる金属酸化物を成膜した。その上に抗体の足場材料を修飾した。足場材料の修飾の際、金属酸化物表面をプラズマクリーナーにより活性化した。作製したセンサチップを光学系に設置し、上に流路を接触させた。アミンカップリング法で抗体を固定化したのち、濃度の異なる抗原溶液を順次流し、抗原抗体反応を観測した。
結果と考察 / Results and Discussion
図1に示すように、濃度毎に異なるレスポンス量が得られ、原理通りの挙動が確認できた。しかし、現在抗原の種類によっては非特異的な反応が見られており、足場材料の修飾プロセスに問題があることが分かった。今後は足場材料の修飾プロセスの最適化を目指して研究を進めて行く。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 異なる濃度で測定した抗原抗体反応によるレスポンスカーブ
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
大阪大学マテリアル先端リサーチインフラ設備供用拠点のスタッフの皆様に感謝申し上げます。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:2件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件