【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.07.28】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22OS0017
利用課題名 / Title
多剤輸送体の輸送機構解明
利用した実施機関 / Support Institute
大阪大学 / Osaka Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials(副 / Sub)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials
キーワード / Keywords
ATP,電子顕微鏡/Electron microscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
木村 泰久
所属名 / Affiliation
京都大学
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
癌細胞が複数の抗がん剤に対して耐性を示す、癌の多剤耐性は癌の化学療法において大きな障壁となる。癌の多剤耐性は多剤輸送体というATP依存的な輸送体が癌細胞に発現し、抗癌剤を細胞外に排出することによって起こる。本研究はこの多剤輸送体の活性がどのようにして調節されているのかを原子レベルで明らかにすることを目的とする。
実験 / Experimental
様々な脂質組成の人工2重膜に多剤輸送体を再構成し、クライオ電子顕微鏡による撮像を行った。得られた電子顕微鏡データからタンパク質粒子を拾い上げ、コンピューター上で像を統合することで立体構造の取得を行った(単粒子解析法)。
結果と考察 / Results and Discussion
得られた電子顕微鏡データから低分解能ではあるものの、多剤輸送体の立体構造を取得できたことから、本再構成手法によって構造解析を行う事が可能であることが明らかになった。今後、試料の改善によって分解能の向上を目指し、活性を制御する機構が解析可能な原子レベルでの分解能達成を目指す。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件