利用報告書 / User's Reports


【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.04.24】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

22NM0110

利用課題名 / Title

特殊な形状を有するシリカ材料の微細構造解析

利用した実施機関 / Support Institute

物質・材料研究機構 / NIMS

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

外部利用/External Use

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

核磁気共鳴/Nuclear magnetic resonance,核磁気共鳴/Nuclear magnetic resonance,メソポーラス材料


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

外山 直樹

所属名 / Affiliation

日本大学

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes

大木 忍,出口 健三

利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

NM-102:500MHz固体高分解能NMRシステム


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

本研究では、担持触媒の担体として用いる球状中空シリカの中空壁厚を変化させて、それぞれの試料について微細構造を評価した。
今回は、500MHz固体高分解能NMRシステムによってSi元素について分析した。
各中空壁厚を有する球状中空シリカについて、Si元素が隣り合う環境の違いについて検討することを目的とした。

実験 / Experimental

球状中空シリカは、ゾルーゲル法を用いた手法により合成した。
シリカ前駆体の量を変化させることにより、中空壁厚は制御した。
合成したそれぞれの試料は、MAS回転数を10 kHzでCPMASで評価した。

結果と考察 / Results and Discussion

今回測定した球状中空シリカの中空壁厚は、30および50nmであった。
これらの試料を用いて29Siを測定したところ、-100および-110ppm付近にブロードなピークを観察することができた。
またピーク強度で比較をすると-100 ppmの強度が-110ppmよりも強いことがわかった。
これらはQ3およびQ4に該当することから、中空構造にすることで表面に存在するSiの数が多くなったことが考えられる。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations


合成した球状中空シリカの29Si固体NMRスペクトル


その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)

測定ならびに解析についてご助力いただきました大木 忍 様、出口 健三 様に厚く御礼申し上げます。


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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