利用報告書 / User's Reports


【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.05.29】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

22AT0374

利用課題名 / Title

光電コパッケージ用電気配線試作

利用した実施機関 / Support Institute

産業技術総合研究所 / AIST

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル/Materials using quantum and electronic control to perform innovative functions(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

光電コパッケージ,低消費電力,光配線


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

中村 文

所属名 / Affiliation

産業技術総合研究所

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes

稲葉 英樹

ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

AT-025:スパッタ成膜装置(芝浦)


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

 クラウドサービスの利用拡大に伴い、データセンタ内外へのIPトラフィックは年々増加している[1]。それに伴い、データセンタで用いられるスイッチのパッケージ基板の電気配線での電力消費が課題となっている。光電コパッケージでは、電気素子と光素子をパッケージ基板に実装し、低消費電力な光配線を用いてパッケージ基板上を配線することで、電力消費の課題解決を行う[2]。本課題では光電コパッケージでの電気配線方法についての検討を行い、NPFにおいて配線メッキのためのシード層用Cu薄膜のスパッタリングプロセスを行っている。

実験 / Experimental

 本課題では光電コパッケージ用電気配線方法の検討のため、光導波路用ポリマー材料上での電気配線の試作を行っている。NPFにおいては、図1のようにポリマー材料を積層したパッケージ基板に対して、【NPF025】スパッタ成膜装置(芝浦) を用いて、メッキシード層としてCu 薄膜のスパッタリングを行った。パッケージ基板上の厚さ10µm~のポリマー層には直径~100 µmの電気配線用コンタクト用のホールがパターニングされている。

結果と考察 / Results and Discussion

 ポリマー層がパターニングされた75mm x 75mmのパッケージ基板に対して、Cu 200nmのスパッタリングを行うことにより、図2のようにメッキ工程試作用のサンプルが作製された。ポリマー層上に直接Cuをスパッタリングした場合、ポリマー材料とスパッタCu層の超音波洗浄での密着テストによるCu層の剥離が見られたが、密着層Crを導入することにより改善が得られた。このサンプルにレジストにて配線レイアウトをパターニングし、メッキ工程にて電気配線を行う。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations


図1. 試作試料へのCuスパッタリングプロセス図



図2. Cuスパッタリング後の試料画像


その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)

参考文献
[1] Cisco global cloud index: Forecast and methodology 2016–2021, white paper (2018).
[2] A. Noriki et al., European Conference on Optical Communications, Belgium, 2020.


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

印刷する
PAGE TOP
スマートフォン用ページで見る