【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.05.26】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22AT0262
利用課題名 / Title
印刷物のXPS測定条件検討
利用した実施機関 / Support Institute
産業技術総合研究所 / AIST
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)その他/Others(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
印刷物
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
塩崎 啓史
所属名 / Affiliation
日本化薬株式会社
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
画像表面の組成解析を目的に、エックス線光電子分光分析装置にて、印刷物の測定条件を検討した。除電条件にてチャージアップを抑制することでピークが観測された。
実験 / Experimental
[利用装置]
【NPF074】エックス線光電子分光分析装置(XPS)
[測定サンプル]
印刷画像
[測定方法]
①
測定対象の印刷物を事前に乾燥させた。
②
3.0 mm角にサンプルを切り取りとった。
③
導電テープ状にサンプルを張り付けた。
④
上記装置にサンプルを導入し、12時間真空引きを行った。
⑤
上記装置にて除電の有無で測定を実施。
結果と考察 / Results and Discussion
まず初めに、除電条件を入れずに測定を行った結果、ピークが検出できなかった。次に測定時に除電条件を入れて測定したところ、ピークが観測されたため、印刷物のようなチャージアップがしやすい条件においても除電条件を入れることで測定が可能であることが分かった。
本条件の測定結果をFig.1に示す。文献値ではC-C
C-Hのピークは285.0 eVに検出される。しかしながら、本検討のピークトップは281.7 eVと文献値に乖離がみられた。この結果は、除電によってピークがシフトしたものであると考えられる。そのため、ピークを補正する必要があることが分かった。また、測定には決まった除電条件で検討する必要があると判断した。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
Fig.1 印刷物のXPS測定結果
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件