【公開日：2023.07.31】【最終更新日：2023.05.17】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22UT0316
利用課題名 / Title
新規有機分子・金属錯体触媒反応の開発
利用した実施機関 / Support Institute
東京大学
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用（ARIM事業参画者以外）/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】（主 / Main）計測・分析/Advanced Characterization（副 / Sub）-
【重要技術領域 / Important Technology Area】（主 / Main）マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials（副 / Sub）マテリアルの高度循環のための技術/Advanced materials recycling technologies
キーワード / Keywords
ルテニウム,光触媒,光増感剤,電子分光,資源循環技術/ Resource circulation technology
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名（課題申請者）/ User Name (Project Applicant)
伊藤 佑
所属名 / Affiliation
東京大学
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
（主 / Main）機器利用/Equipment Utilization（副 / Sub）-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要（目的・用途・実施内容）/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
光増感剤としての利用を志向した錯体が混合原子価状態をとりうる可能性を検討するために、ESR測定を行った。
実験 / Experimental
電子スピン共鳴装置JES-FA300（日本電子製）を用い、10 K~室温の温度条件のもとで、様々な振幅変調や掃引時間、マイクロ波強度の下でスペクトル測定を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
図に錯体の構造および得られたESRスペクトルを示す。合成されたルテニウム2核錯体は混合原子価状態をとることでNMRサイレントな化学種を生成するおそれがある。実際に測定されたESRスペクトルは非対称なシグナルを示しており少なくとも2つ以上のNMRサイレントな化学種の生成が示唆される。詳細な構造や酸化状態については未だ明らかとなっていないが、XPSなどの各種分光学測定を行う予定である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1. 新規に合成されたRu錯体およびそのESRスペクトル(MeCN溶液中)
その他・特記事項（参考文献・謝辞等） / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング（DOIのあるもの） / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
- 1,1,2,2-テトラピラゾリルエテンを鍵とするRu錯体の光挙動 武政 雄大・野崎 京子 第33回配位化合物の光化学討論会 オンライン 2022年8月5–7日 P-49 (ポスター)
- 1,1,2,2-テトラピラゾリルエテンを鍵とするRu錯体の光挙動 武政 雄大・野崎 京子 第32回基礎有機化学討論会 京都パルスプラザ 京都 2022年9月20–22日 2P116 (ポスター)
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications：0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents：0件