利用報告書 / User's Reports


【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.08】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

22KT1072

利用課題名 / Title

祖先型パルマ藻の性状解析

利用した実施機関 / Support Institute

京都大学 / Kyoto Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

外部利用/External Use

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)その他/Others(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

パルマ藻,細胞壁,形状・形態観察,電子顕微鏡/Electron microscopy


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

佐藤 晋也

所属名 / Affiliation

福井県立大学海洋生物資源学部海洋生物資源学科

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),技術代行/Technology Substitution


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

KT-301:超高分解能電界放出形走査電子顕微鏡


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

 真核単細胞藻類であるパルマ藻はシリカからなる細胞壁をもつ。近年我々のグループは日本近海より未記載のパルマ藻を見出し、この単離培養に成功した。全ゲノム解析から、本培養株はパルマ藻の中でも祖先的な特徴をもつことが明らかになっている。本研究では、この祖先型パルマ藻の細胞壁微細構造を明らかにすることを目的とする。この解析により、パルマ藻の進化についてより包括的な議論が可能になることと期待される。

実験 / Experimental

強酸により有機物を除去した細胞壁調整し、上記装置を用いて細胞壁の微細構造観察を試みた。

結果と考察 / Results and Discussion

祖先型パルマ藻の細胞壁観察を試みたが、チャージアップが発生した。加速電圧等、様々な観察条件の最適化を試みたものの、残念ながら満足な像は得られていない。試料の構造上、スパッタリングが行き届いていないことが原因と考えられることから、オスミウムコーターによる前処理を施した後、再度観察を行う予定である。今後の詳細な比較形態学的解析から、珪藻やパルマ藻の進化についての知見が更に深まることが期待されるため、引き続き観察を継続したいと考えている。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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