【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.04.17】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22TU0089
利用課題名 / Title
高真空ウェハレベルパッケージングを適用したMEMSセンサーの研究開発 / The research of the MEMS sensors applying high vacuum wafer level packaging
利用した実施機関 / Support Institute
東北大学 / Tohoku Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
リソグラフィ/Lithography,膜加工・エッチング/Film processing and Etching,MEMSデバイス,IoTセンサ
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
宮下 英俊
所属名 / Affiliation
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
ウェハレベル高真空封止を実現するため、東北大学の設備を用いてVapor HFによる封止デバイスのリリースとH2ANLを実施した。その結果、10Pa以下での封止ができることを確認した。
実験 / Experimental
あらかじめ封止デバイスとリリースホールを開けたキャップウェハとを接合した試作ウェハを準備し、Vapor HF(Primaxx uEtch)を用いてリリースホールを通してデバイスのリリースを行った。その後H2雰囲気下でアニールを行うことでリリースホールを封止し、内部のH2を熱処理により脱ガスを実施し内部圧力を低下させた。
封止圧力の測定は真空封止後、封止した振動子のQ値を測定、その後FIBによりパッケージに貫通孔を開け、真空チャンバー中で真空度とQ値の関係を測定し、この振動子の雰囲気圧力(封止圧力)PとQ値との関係を取得した。
結果と考察 / Results and Discussion
上述のP-Q曲線とFIB前の封止振動子Q値から封止圧力を求めたところおよそ8 Paで封止されていることが確認された。 本封止技術によりゲッター等を用いず10Pa以下のウェハレベルパッケージが実現できていることを確認した。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
Fig. 1 封止振動子のQ値とFIB開口サンプルの圧力-Q値特性
Fig.2 封入した振動子(非封入サンプル)
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
・NEDO「高真空ウェハレベルパッケージングを適用したMEMSセンサーの研究開発」
・戸津先生、森山先生、渡辺様、辺見様、庄子様、菊田様、吉田様 (東北大学試作コインランドリ)に感謝します。
・本研究は東北大学田中秀治研究室と共同で実施しております。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
- H. Miyashita, “MEMS foundry Service in Sony Semiconductor Manufacturing Corp.(SCK) and Development of advanced process technology in collaboration with Tohoku University” JCK MEMS/NEMS, 2022/Oct/16
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件