【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.05.24】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22TU0181
利用課題名 / Title
層状ケイ酸塩-アゾベンゼン複合体の光異性化
利用した実施機関 / Support Institute
東北大学 / Tohoku Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials(副 / Sub)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed
キーワード / Keywords
ケイ酸ガラス群, 光応答性無機材料,ナノシート/ Nanosheet,アクチュエーター/ Actuator
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
手代木 颯
所属名 / Affiliation
東京電機大学大学院 工学研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
ドラッグデリバリーシステムなどの分野で注目されている光応答性無機材料の合成を行っている 本研究では層状ケイ酸塩にアゾベンゼンを固定化させた複合体の合成および評価を行っている。現在は光照射における複合体の構造制御を目的としている。本分析では層間のアゾベンゼンの定量を目的としている。
実験 / Experimental
シリル化反応を用いアゾベンゼンと層状ケイ酸塩の複合体を合成した。その複合体に対し真空乾燥を行ったものをCHN元素分析による定量分析を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
分析結果より窒素の含有量に大きな違いが確認された。TG-DTAの結果と組み合わせ層間分子の割合およびSiO4ユニット当たりのアゾベンゼンの修飾量を算出した。前駆体に含まれる層間分子はおよそ90 %減少したことが確認された。またアゾベンゼンがユニット当たり0.38 group 修飾されていることが明らかになった。これは既報と比べより多くのシリル化剤(アゾベンゼン)が反応したことを示唆している。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
Table 1. CHN elements analysis of composite
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
- 手代木颯、望月大 “層状ケイ酸塩-アゾベンゼン複合体の光異性化”日本化学会 第103春季年会, 令和5年3月23日
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件