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可視-近赤外過渡吸収分光装置 (VITA)

最終更新日:2024年3月7日
設備ID AT-503
分類 状態分析(各種分光法(元素分析・振動モード・電子状態)を含む) > 紫外・可視分光
状態分析(各種分光法(元素分析・振動モード・電子状態)を含む) > 近赤外分光
設備名称 可視-近赤外過渡吸収分光装置 (VITA) (Visible/Near-Infrared Transient Absorption Spectrometer (VITA))
設置機関 産業技術総合研究所(AIST)
設置場所 産業技術総合研究所
メーカー名 (1) ナノ秒可視・近赤外蛍光寿命計測装置:産総研自主開発、(2) ナノ秒可視・近赤外過渡吸収分光装置:産総研自主開発、(3) ピコ秒可視蛍光寿命計測装置:産総研自主開発、(4) ピコ秒可視・近赤外過渡吸収分光装置:産総研自主開発 ((1) Nanosecond Visible/Near-Infrared Fluorescence Spectrometer:AIST Original, (2) Nanosecond Visible/Near-Infrared Transient Absorption Spectrometer:AIST Original, (3) Picosecond Visible/Near-Infrared Fluorescence Spectrometer:AIST Original, (4) Picosecond Visible/Near-Infrared Transient Absorption Spectrometer:AIST Original)
型番
キーワード 反応ダイナミクス
仕様・特徴 (1) ナノ秒可視・近赤外蛍光寿命計測装置
液体、溶液、結晶、フィルムなどの蛍光スペクトルと蛍光寿命を測定する装置。
励起光源にレーザーダイオードやピコ秒のNd:YAGレーザーを用いており、非常に簡便に計測ができる。
寿命測定は時間相関単一光子計数法または高速オシロスコープによる直接法を用いており、弱い励起条件での計測が可能であるとともに、8桁程度の信号ダイナミックレンジのデータが取得できる。
・時間分解能:約200 ps
・励起波長:278, 342, 355, 408, 455, 532, 560, 637 nm
・測定波長範囲:350 nm~1600 nm
・測定雰囲気:-270 ℃~室温~+100 ℃

(2) ナノ秒可視・近赤外過渡吸収分光装置
液体、溶液、結晶、フィルムなどの過渡吸収スペクトルと減衰挙動を測定する装置。
励起光源に波長可変のTi:Sapphireレーザーを用いており、様々な測定対象に対応可能。
従来装置と比べて測定感度が高いことが特徴であり、吸光度変化として<0.001の計測が可能。
・時間分解能: 1 ns程度
・励起光: 100 fsパルス、波長240~2400 nm
・測定波長範囲: 400 nm~6000 nm
・測定雰囲気: 室温大気中(特殊環境は要相談)

(3) ピコ秒可視蛍光寿命計測装置
この装置は、40 psの時間分解能、時間レンジ1 ~ 100 ns、400 ~ 900 nmの観測波長領域を有する、時間分解蛍光スペクトル測定装置。
固体中励起子寿命、励起子拡散長、色素分子蛍光寿命の評価が可能。
・形式: C4334-01
・励起光:100 fsパルス、波長240~800 nm
・測定雰囲気: 室温大気中(特殊環境は要相談)
・時間分解能:40 psの時間分解能時間 レンジ1~100 ns、400~900 nm

(4) ピコ秒可視・近赤外過渡吸収分光装置
200 fsの時間分解能、240 ~ 11000 nmの観測波長領域、<0.001の吸収測定精度を有する過渡吸収分光装置。
固体中キャリア寿命、界面電荷分離反応の速度・収率、励起子拡散長を評価。
・測定モード:透過・正反射・拡散反射型ポンプ-ブローブ法
・励起光:100~150 fsパルス、波長240~2400 nm
・測定雰囲気:室温大気中(特殊環境は要相談)
・時間分解能:200 fsの時間分解能、240~11000 nm
設備状況 稼働中
本設備の利用事例 https://nanonet.mext.go.jp/user_report.php?keyword=AT-503
    可視-近赤外過渡吸収分光装置 (VITA)
    可視-近赤外過渡吸収分光装置 (VITA)
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