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大分類:分光

分光

英語名:spectroscopy.物理的観測量の強度を周波数,エネルギー,時間などの関数として示すことで,対象物の物性を定性・定量的に調べる科学的手法.ここでは,紫外可視近赤外分光,赤外分光,蛍光分光,ラマン分光,ICP発光分光,円二色性分光,薄膜用紫外~赤外反射を指す.これ等の分光法により,資料の透過率・反射率,金属配位結合やイオン結合,分子全体の集団運動等の低波数振動,蛍光物質の観察,化学結合の種類と質の同定・結晶化の程度・結晶の配向性・結晶格子の歪み・格子振動,元素の定性・定量分析,円偏光二色性スペクトルから試料のキラリティーの評価などができる.

該当する中分類件数:7件

紫外可視近赤外分光

英語名:UltraViolet-Visible-Near InfraRed,UV-Vis-NIR.紫外,可視および近赤外領域の光吸収を測定する分光法.通常,200-1,500 nm 程度の波長範囲について測定する.測定が容易であること,結果が肉眼での観察と一致しわかりやすいこと,分子によっては極めて特徴的なスペクトルを示すこと,スペクトルが物質の状態によって敏感に変化することなどから,特に錯体化学や分析化学で活用される.

赤外分光

英語名:Infrared Spectroscopy, IR.測定対象の物質に赤外線を照射し,透過(あるいは反射)光を分光することでスペクトルを得て,対象物の特性を知る方法.対象物の分子構造や状態を知ることができる.

蛍光分光

英語名:Fluorescence Spectroscopy.蛍光(fluorescence)とは,電子励起状態(S1)から自然放出(spontaneous emission)によって電子基底状態に戻る発光過程をいう.このとき光としてエネルギーを放出するものもあり,この光を検出器に受けて定性や定量を行うのが蛍光分光分析である(蛍光光度法の感度は吸光光度法の1000倍程度).蛍光の有無,目的物質の有無・濃度,最適励起波長,蛍光波長,蛍光性分子の置かれている環境(溶液のpH,温度,溶媒の種類,共存塩)などがわかる.

ラマン分光

英語名:Raman Spectroscopy.物質に光を照射すると,光と物質の相互作用により反射,屈折,吸収などのほかに散乱と呼ばれる現象が起こす.散乱光のなかには入射した光と同じ波長の光が散乱されるレイリー散乱(弾性散乱)と,分子振動によって入射光とは異なる波長に散乱されるラマン散乱(非弾性散乱)がある.ラマン散乱光はレイリー散乱よりも10-6倍ほど微弱な光である.その微弱な光を分光し,得られたラマンスペクトルより,分子レベルの構造を解析する手法がラマン分光法である.物質の同定や定量もできる.

ICP 発光分光

英語名:Inductively Coupled Plasma Atomic Emission Spectrophotometry.高周波誘導結合プラズマ(ICP)を光源とする発光分光分析法.試料溶液を霧状にしてArプラズマに導入し,励起された元素が基底状態に戻る際に放出される光を分光して,波長から元素の定性,強度から定量を行う.通常,濃度既知の元素標準液により検量線を作成し,検量線法により定量を行う.

円二色性分光

英語名:Circular Dichroism Spectroscopy.円(偏光)二色性とは,その内部構造がキラルな物質が円偏光を吸収する際に左円偏光と右円偏光に対して吸光度に差が生じる現象のことである.この左右円偏光に対する吸光度差から得られる円偏光二色性スペクトルより試料のキラリティーを評価できる.

薄膜用紫外〜赤外反射

物質の表面で光が反射するときの偏光状態の変化(入射と反射)を観測し,そこから物質に関する情報を求められる.非接触光学式薄膜計測システム,分光エリプソメーター,位相変調型分光エリプソメーター等を用いる.