参画機関から

微細加工 名古屋大学 名古屋大学

曲面上への微細3Dプリンティング技術の開発に成功

 国立大学法人名古屋大学工学研究科 秦 誠一教授,溝尻 瑞枝助教らは,戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「イノベーションソサエティを活用した中部発革新的機器製造技術の研究開発」(研究開発代表者 秦 誠一教授)において,曲面上へマイクロデバイスを作製するための3Dプリンティング技術の開発に成功しました.

 金属の微細3Dプリンティングは,原料の金属粉末が酸化しやすいため一般的に困難です.我々はこれまでに,大気中で金属の微細3Dプリンティングを行うため,酸化物ナノ粒子と還元剤を混合した溶液を用い,フェムト秒レーザにより還元焼結することで,10µmオーダの金属細線の作製を行ってきました.本研究では,微小球やチューブ表面などの曲面上へ金属細線を作製するために,酸化物ナノ粒子溶液のスプレーコーティング法を開発し,曲面上への金属細線の大気中描画に成功しました.

 本研究成果は,The Second Smart Laser Processing Conference 2016(SLCP2016)の口頭発表に採択されると共に,展示会OPIE'16&月刊オプトロニクス連動特別講演会『レーザー光を用いた超精密・超微細3Dプリンティングの最前線』において講演を行いました.



(左)ガラスビーズ表面上にプリントしたCu微細配線の光学顕微鏡像 (右)展示会OPIE'16にて説明中の様子


【学会発表】
[1] Y. Ito, M. Mizoshiri, J. Sakurai, S. Hata, "Spray-coating of CuO nanoparticles for femtosecond laser reduction patterning on nonplanar substrates", SLPC2016, SLPC3-C-6.
[2] 溝尻 瑞枝,秦 誠一,展示会OPIE'16&月刊オプトロニクス連動特別講演会『レーザー光を用いた超精密・超微細3Dプリンティングの最前線』:「金属酸化物ナノ粒子を用いたフェムト秒レーザー還元直接描画法」.