参画機関から

京都大学,大阪大学,奈良先端科学技術大学院大学

第3回ナノテクプラットフォーム関西 「電子デバイスフォーラム京都」パネル展示および大学セッション(11月12日)開催報告

 25年度,26年度の2回のナノテクプラットフォーム関西に引き続き,本年度は,第3回ナノテクプラットフォーム関西として,「電子デバイスフォーラム京都」(11月12日,13日開催,主催:一般社団法人日本電子デバイス産業協会(略称NEDIA))において,関西地域の参画大学(京都大学・大阪大学・奈良先端科学技術大学院大学)が,「ナノテクノロジープラットフォームと産学連携」のパネル展示および大学セッションを実施し,講演と事業の詳細な説明を行いました.なお,会期中,本セッションとは別に展示会場における二日間の展示も実施しました.

(1)大学セッション 日時,場所,主催
 日時:11月12日(木)午後2時-4時30分
 場所:京都リサーチパーク東地区
 主催:京都大学・大阪大学・奈良先端科学技術大学院大学ナノテクノロジープラットフォーム
 
(2)概要
 大学セッションは,講演とポスター展示・相談受付の2部構成で行いました.

 講演では,奈良先端科学技術大学院大学の服部賢先生より「表面分析技術の基礎と具体事例」という題名で,表面・界面分析の初心者,若手研究者,技術者を対象として,表面・界面分析の基礎と応用を入門的かつ具体例を豊富に挙げて解説しました.はじめに,表面分析法の代表例を要約して説明しました.次に,走査電子顕微鏡法,オージェ分析走査電子顕微鏡法,電子線マイクロアナリシス,X線光電子分光法,走査透過電子顕微鏡法,および走査プローブ顕微鏡法,それぞれについて原理から説明しました.そのなかで,企業の代表的なナノテクノロジープラットフォーム利用事例も紹介しました.また,最新の研究成果として,高角散乱環状暗視野走査透過電子顕微鏡による観察例について紹介されました.最後に,各装置のまとめとナノテクノロジープラットフォームによる支援の仕組みについて説明がされました.聴講者数は約25名で大変盛況であり,聴講者の高い関心を引きました.

 後半は,「京都大学・大阪大学・奈良先端科学技術大学院大学ナノテクノロジープラットフォームと産学連携のポスター展示,相談受付」を行いました.多数の来場者が興味を持って三大学の装置利用と共同研究について質問していました.

(3)まとめ
 大学セッションは,関西地域の参画大学がすべて参加して,微細構造解析プラットフォーム,微細加工プラットフォーム,分子・物質合成プラットフォームのすべてを含んでおり,関西地域企業と研究機関のニーズと分野融合研究に役立つ機会を提供できたと考えます.さらに,関西地域参画大学のプラットフォーム関係者,センター・代表機関関係者の情報交換,技術交流についても成果を得ることができました.今後,電子部品関連企業,研究者にプラットフォームの利用を進めて,さらに充実した形式で来年度第4回を実施したいと考えます.




(事務局 奈良先端科学技術大学院大学 戸所 義博)