参画機関から

微細加工 山口大学 山口大学

微細加工プラットフォーム(山口大学)の利用が受賞に貢献

 次世代放射光源用加速器として次世代X線光源や自由電子レーザー開発を目的としたエネルギー回収型ライナック(ERL)の開発が世界各国で進められており,日本では世界に先駆けて500keVの光陰極直流電子銃の開発に成功し,2mAという大電流を実現しました.

 これにより,コンパクトERL加速器建設チームが高エネルギー加速器科学研究奨励会 諏訪賞(平成26年度),研究題目「エネルギー回収型リニアックの基幹技術確立をめざした試験加速器の建設とビーム加速による性能の実証実験」を受賞いたしましたが,この高輝度・大電流の電子銃開発には極限に近い高度な真空状態を安定保持できる技術が不可欠であります.

 山口大学の微細加工プラットフォームでは独自の技術で光陰極直流電子銃の真空系に使用されている材料(チタン)のカソード励起光による刺激で発生する脱離ガスと表面処理の関係を調べ,適切な表麺処理法を見出しました.本プロジェクトでは500keVの光陰極直流電子銃の開発に材料評価の点で貢献できたと自負しております.